クルールあさひかわ

2016.03.10

今日も子育て Vol.1

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「うんとね、あのね」の先にあるもの

 

 「ママ、見て見て!」このセリフ、一日に何回聞くでしょう?働きママなら「ママ、今日ね保育園でね」と今日の出来事を矢継ぎ早に報告を受ける。そんなとき、どんなふうに話を聞いてあげていますか?なんとなく無視しちゃう、とりあえず返事だけはする、ちゃんと聞いてあげるなど、その時の状況によって聞き方もいろいろかもしれません。

 「聞く」ことは簡単なことですが、コーチングでは「傾聴」と表現し、重要なポイントになっています。子育てでもそのポイントを押さえるともっとプラスになります。仕事では相手の用件を把握するために話を聞きますが、子どもの話を聞くときに大切にしたいのは
「聞いてもらえた!」という子どもの満足感です。
話が分からずに「それがどうなったの?」と何度も質問したり、「うんとね、あのね…」と話が進まないと「こうだったんでしょ?」とママが先に話を進めて子どもの言葉をさえぎると、子どもは自分の言葉で話したかったことが話せず、話を聞いてもらえた気持ちになりません。
 例えばパパに何気ない今日の出来事を話したときに、スマホを見ながら「へー」と一言で終わったら、大した話じゃないけどちょっとムッときますよね?聞いてもらいたいのは話の内容ではなくて、私の「話したかった気持ち」だからではないでしょうか。状況によっては必ずしも話を聞いてあげられない時もありますが、聞くときは子どもの「聞いてほしい気持ち」を聞いてあげたいですね。
 子どもとの信頼関係は子どもの話を聞いてあげることからスタートします。これは大人同士のお付き合いでも同じですよね。話を聞いてもらえることは、自分の思いをママに知ってもらえること。それは安心感につながります。「ママはあなたの話を何でも聞くわ!」と前のめりになってもかえって話しにくく疲れますが、それぞれの親子にピッタリな会話の楽しみ方を見つけたいですね。
 
クルールあさひかわ・きたみ版 編集長
㈱コーチングプラス認定 子育てコーチ
金井 美由紀
 
 
2015年11月6日 北海道新聞旭川支社「ななかまど」に掲載
 
 
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